ゼミ活動は、チームワークを学ぶことが、もっとも重要な教育の場である。ここにはチームつくりとチーム運営の2つがある。
どんな仲間とチームを作るのがいいか、それは多くの教員が悩んでいるテーマである。私も、いろぴろと試みてきた。学生番号順に分け、偶然のチームにする、もちろん、あみだくじという方法もある。じゃんけんもやったことがある。学生に任せると、これを選ぶことが多い。
最近は、チームを編成する前に、希望テーマを考え、掲示板に書いてもらい、それをもとに、似たようなテーマを挙げた学生たちの組み合わせで、チーム分け、をしている。
いつもながら、チームつくりに、私は関与しないことにしている。チーム分けの担当者を2人くらい指名し、任せる。絶対に、決めたことに文句はいわない。任せたのだから。これは結構、忍耐がいるし、教員によっては、それは教員に責任を放棄しているというかもしれない。しかし、大事にしたいのは学生と教員の信頼関係を守ることなのだ。任せると言ったら絶対に任せる、ケチをつけたとたん、次から教員の顔をみて、ものを決めようとし、自分たちの考えを制限してくる。大事なのは、自分で考え意見と主張をつくり、それに責任を持つことである。自分たちで決めたことなのだから、責任もって運営がうまくいくように、協力する、という基本を体得することがなにより重要と思っている。
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