2012年11月20日火曜日

大規模講義を、どのように実施するのか(2)ワンツーワン

大規模講義をワンツーワンに実施する、これが、私の目標であり、基本的スタイルである。完全な個人授業ができるわけもないが、可能な限り、個人にアドレスする授業を実施したい。
その際に、私のことだから、もちろん、eラーニングを活用するのだろうと、思われるかもしれない。答えは、yesであり、noである。eラーニングは、必須条件ではあるが十分条件ではない。eラーニングを実施すれば、必ずいい授業ができるのではなく、いい授業を実施するのにeラーニングは効果的なツールで、私は、不可欠であると考えているからである。
大規模授業のワンツーワンの実現の基本は、まず、学生に、自分に向けて授業が行われている、と感じさせることであり、そこに、十分な教員と学生のコミュニケーションが確保され、授業に参加しているという実感を持たせることである。したがって、人数が多いから、学生と話ができないというのはスタート時点で間違っている。どのようにしたらコミュニケーションが可能になるかを考えることである。しかし、学生と、きちんと話ができない教員は決して少なくない。学生には対話力を求めるけれども、教員自体が、会話能力、きちんと話ができない人が少なくないからである。
さて、大講義授業をどう実施するのか。まず、第一に、遅くとも授業開始20分前に教室に入っている。なにをするのか。そこから始めよう。




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